2016年6月20日現在でようやくMac(最新OS)でフルHD、
それも1080p(プログレッシブ)60fpsでの表示(ほぼ遅延なし)
録画、実況(ほぼ画質落ちなし)ができる製品が現れました!(ただしUSB3.0が必要)
(製品としては前からあったけど最新OSに対応してなかった)
やっとブルーレイやプレイステーション(PS4)が高画質で表示できるようになりました。
これは「おすすめ!」できるので自分の備忘録も兼ねて記載しておきます。
Macで使えるキャプチャ機器
AVerMedia(アバーメディア)、CV710です。
製品の内容についてはたぶん今現在では問題なく一番だと思います。
HDMIの出力さえちゃんとできていればそのまま映像が映ります。
USB 3.0が必要な点だけは確認要です。
HDMIの基本
接続自体は簡単です。映像信号はこのケーブルを差し込むだけです。
ややこしいのはここから。
【著作権保護機能(HDCP)の有無】
HDCPが効いてると映像が映りません。
映像の種類によって無いものもあるけどほとんど付いてます。
キャプチャとUSB接続されたMacはこれを解除しないので、保護解除が必要です。
【映像信号の設定確認と合致】
出力されている信号とキャプチャの設定が合ってないと映りません。
(CV710は自動で認識するので気にしなくていいものの
出力側の設定をちゃんと確認しとかないと最高画質で見れてない場合がある)
【映像信号の種類】
・解像度
HD - 横1280 x 縦720p (ハイビジョン)
フルHD - 横1920 x 縦1080i (フルハイビジョン)
ひとつひとつのドットやピクセルがいくつあるかです。
縦方向の並びは昔のブラウン管と同じように走査線の数になります。
まず横の1列を表示し、次に縦方向へ列を移動して映像を表示していきます。
・走査方式
1080i - インターレース
1080p - プログレッシブ
縦方向へ移動していく走査線を表示する方式の違いです。
インターレースは1つ飛びで表示する方式、プログレッシブは1つずつ表示する方式です。
後に書くfpsとも関連しますがプログレッシブの方が綺麗に見えます。
インターレースは情報量が半分で済む分、動画は横シマ状にチラついて見えます。が、
データ補完で擬似プログレッシブとして綺麗に見えるものもあります。
・表示速度
24fps (劇場映画、ブルーレイ)
30fps (テレビ)
60fps (PS4)
1秒間に表示するフレーム(1枚画)の数です。(fps = frame per second)
数字が大きければ、動画がなめらかに見えます。
1080i/60fps と、1080p/30fps の情報量はほぼ一緒で、
見た目はインターレースの補完性能に依りますがfpsが大きいほうが綺麗に見えるはずです。
【出力設定】
例えばPS4なら、1920x1080p/60fpsが最高画質です。
その設定で出力されていること、キャプチャ側の設定が合致していることが必要です。
またHDCPのガードが解除されいていることも確認が必要です。
接続方法(例)
PS4(TV信号、再生機)→HDMIケーブル→スプリッタ(分配器)→HDMIケーブル→キャプチャ→USBケーブル→Mac
またスプリッタ(分配器)→HDMIケーブル→TV(HDCP解除用)
PS4の場合「HDCPを有効にする」設定があり、これを解除するとMacのみでも表示可能です。
ただしコピーガード付き映像は表示できなくなるので結局はスプリッタでTVを接続することになります。
接続後に一度TVでHDCPを解除すればキャプチャ機能が動作している間はTVを消しても大丈夫です。
(スプリッタに依る?)
またソフトによって映像は映るけど、ソフト内の制限がかかる場合もあるので注意が必要です。
(ゲーム内ボイスなど)
スプリッタ(分配器)はこれを使ってます。
(HDCP信号がごにょごにょできます)
4K映像が一般的になるにはまだまだ時間がかかると思うので
それまではコレが大活躍してくれそうです!